2009年7月27日月曜日

7/27 Today ロッキード事件、田中角栄逮捕(1976)

ロッキード事件 - Wikipedia: "この事件は、国内航空大手の全日本空輸(全日空)の新ワイドボディ旅客機導入選定に絡み、自由民主党衆議院議員で前内閣総理大臣の田中角栄が、1976年7月27日に受託収賄と外国為替・外国貿易管理法違反の疑いで逮捕された事件である。

また、田中以外に運輸政務次官佐藤孝行や元運輸大臣橋本登美三郎2名の政治家が逮捕されたほか、全日空社長の若狭得治、ロッキードの販売代理店の丸紅の役員と社員、行動派右翼の大物と呼ばれ暴力団やCIAと深い関係にあった児玉誉士夫や、児玉の友人で「政商」と呼ばれた国際興業社主の小佐野賢治と相次いで逮捕者を出し、また、関係者の中から多数の不審死者が出るなど、第二次世界大戦後の日本の疑獄を代表する大事件となった。"


当時、とても印象に残った言葉がある。新潟の田中角栄支持者のおばさんの発言だが「外国のお金を貰ってどこが悪いの?日本の会社からだったら問題だけれど、外国からなら(日本にお金が増えることになるので)貰った方が得じゃないの」というもの。この人は本気でそう思っていたらしい。

もちろん外国からお金を貰っても、その分余分に日本の関係者に負担させることになるので、日本国民からお金をぶんどったこととかわりはない。角栄がそのお金を地元政治にばらまいたとすれば、新潟の有権者が飛行機乗客と全日空の株主のお金をピンハネしたことになる。

誰が得して誰が損したのか、こういうことを理解できない人たちがまだまだ多いことが日本の政治がなかなか成熟できない原因。政治は損得勘定で考えるべきものなのである。恐慌脱出にはほとんど役に立たない経済学も、こうした損得勘定には有効なのである。

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